音楽にあまり詳しくない私が岡田勉さんを知ったのは、愛南町で行われた「Jazz in 四国」がきっかけでした。
愛南町というのは、高知との県境に位置する愛媛最南端にある小さな町です。
松山からは車で2時間ほどかかります。
知り合いにすすめられて気軽に行ったフェスティバルでしたが、まさに全身の毛穴が開くような(!)凄まじい感動を味わいました。
こんなに感動したのは愛媛に来てから初めてだったかもしれません。
それもそのはず、このフェスティバルに出演していたのは、トランぺッターの日野皓正、峰厚介カルテット、ジャズピアニストのケイ赤城など日本のジャズ界を代表する一流のミュージシャンたち。
Jazz in 四国のホームページ http://www.jazz-in-shikoku.com/
なぜこんな凄い方々が愛南町に集まったのかというと、そこには昨年他界された愛南町出身のジャズベーシスト岡田勉さんの存在があったのです。
演奏合間のトークで出演者たちが口々に語った「勉ちゃんのために」という敬意を含んだあたたかな言葉。
岡田さんを偲んで集まってきた一流のミュージシャンが見せてくれた最高のパフォーマンスから、岡田さんの偉大さを感じずにはいられませんでした。
まだまだジャズ初心者ですが、ジャズってなんて面白いんだろう…!と思わせてくれた(そのきっかけを与えてくれた)岡田勉さん。
故郷とジャズを愛する岡田さんの遺志を引き継ぐため、このフェスティバルを企画してくれた、地元有志の実行委員会にも感謝したいです。(台風直撃の中の開催は、急きょ会場変更を強いられるなど、もの凄い苦労があったと思われます。)
来年もあればまた行きたいです。