2015-01-01

しめ飾り


お正月に飾る「しめ飾り」は、地域によって特徴があります。

先日、宇和わらぐろの会による美しいしめ飾りについて書きましたが(こちら)それはオリジナルのデザインだったので、愛媛で一般的によく飾られているタイプを調べてみました。

松山市内をぐるぐると歩き回ってみると、このタイプのしめ飾りがどうも一般的なよう。


藁は、ドリームキャッチャーのような、テニスのラケットのような形に編んであり、そこに「うらじろ」と「だいだい」が付けられている、わりとシンプルなデザインです。


市内を走る坊っちゃん列車の先端にも。


松山市駅近くのお寺さんにも。


七福神にも。連ねるとかわいらしいです。


これは残念ながら、うらじろがだいぶ弱ってしまったパターン。でも縄の形がよく見えます。(笑)


ちなみに真ん中の「だいだい」は水引きで結ばれているものもありますが、その結び方も数パターンあります。これは菊結びしてあるもの。


これは、編み目状になった結び方。


関東でよく見かけたタイプのしめ飾りとは少し違いうので、興味深く見歩いています。ちなみに、だいだいは「代々繁栄するように」、うらじろは「裏まで白く」という意味を含んだ縁起もの。これは全国共通のようですね。

今年も良き一年となりますように。