5月3日、松山市北条地域で「
北条鹿島まつり」が行われました。
場所は、北条から船で3分で行ける瀬戸内の島(鹿島)と周辺の海上が舞台。
(お祭りの様子は、北条の岸から見ることができます。)
見どころは、船の上で舞う「櫂(かい)練り踊り」。
太鼓の音を響かせながら、ふたりの小学生が船首に立ち、長い棒で先導をとるように舞います。
ちなみに、笹に付けられているのは日の丸の小旗。
曇り空の下、さらさらと風になびいてなんとも風情がありました。
船の後方で舞うふたりは、よく見ると酒樽(?)の上に立っています。
この船の後ろには、神輿と担ぎ手を乗せた2艘の船が、ゆらゆらと船体を左右に揺らせながらついていきます。
そもそも鹿島は、島全体が河野水軍の海城だったので、このお祭りも河野水軍の戦勝祈願や凱旋の祝勝奉賛が鹿島神社の神事として伝わったそう。
由緒あるお祭りなんですね。
もちろんお祭りの日は、伊予北条駅から鹿島に続く道には紙垂が吊り下げられています。
北条鹿島祭りは秋(10月中旬)にも行われ、櫂練り踊りのほかにだんじりや、神輿を突き落すというまさかの「神輿落とし」(!)が行われます。
神輿を突き落とすなんて…、衝撃的なお祭りです。
●北条鹿島まつり
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