松山市駅から車で約1時間半の宇和島にある「黒田旗のぼり店」。
ここでは、大漁旗をはじめ寺社の幟や幕、鯉のぼりなどを製作しています。
今回は大漁旗の製作を見学させていただきました。
下図、糊置き、染色、そのすべてを手作業で行っています。
大漁旗というのは、漁船が大漁の時に掲げて帰港するものですが、その多くは地元の企業や関係者がお祝いなど節目の時に作って、漁船に贈るという風習があります。
この漁船の大漁旗は全て黒田旗のぼり店が手掛けたもの
最盛期に比べると宇和島の漁港もだいぶ静かになったそうですが、賑やかな時は一艘に30枚の大漁旗を掲げたそうです。
縁起を担いだ大胆な絵柄や文字は独特の美しさがあり、見ているだけでも元気になります。
海とともに生きる男たちの姿に惚れ惚れしながら、こうした文化を大切にしていきたいと改めて思った1日でした。
宇和島市内の神社にあった恵比寿様。かなり大きい鯛を抱えて片手を高々に上げています。