松山市駅から車で1時間半ほどの港町・宇和島には「牛鬼まつり」というお祭りがあります。
竹を編んでつくられた巨大な胴体から、ぬっと伸びた迫力ある鬼面。
宇和島は街中にこの牛鬼があふれています。これは宇和島駅すぐの土産物店。
ここでは、大きなものから小さなものまで様々な種類の牛鬼を販売しています。
魔除けの効果があると、地域の人は新築のお祝いなどに贈ったり、玄関口にインテリアとして飾ったりしているのだとか。
商店街のアーケードにも。柱に沿ってずらりと飾られています。
ひとつひとつ、微妙に表情が違います。
これは道の駅「きさいや広場」に展示されているもの。体の部分がシュロの毛になっていて、かなりリアルです。
恐ろしい顔と雰囲気は、秋田のなまはげを思い出させます。
もちろん、マンホールも牛鬼!
タクシーにも。(撮影を快諾してくれた運転手さんありがとう)
デザイン化されると般若の面のようにも見えます。
鮮魚店の水槽の上にも。尾っぽが「剣」の形をしているのも特徴のひとつ。
青果売り場にも。
とにかく、街中に「牛鬼」があふれています。
そして宇和島市内を歩いていたら、運よく「子ども牛鬼」に遭遇。
宇和津彦神社のお祭りの日だったようで、子供達が一生懸命担いで近隣の家々を回っていました。
元々は、お祭りの神輿の先陣として担がれ、その大きさ(幅の広さ)から神輿を通りやすくする役割があったそうです。
でもいつしかこの牛鬼がメインになっているのだとか。
これだけインパクトがあれば、そうなったのも頷けます。
うわじま牛鬼まつり
http://ushioni.gaina.ne.jp/