ミニシアター「シネマルナティック」は、松山最大の商店街・大街道を抜けてすぐのところにあります。
同じビルには大衆演劇を上演している「松山劇場」が入っており、異色（？）の組み合わせではありますが、ここから様々な文化が発信されています。
シネマルナティックはこのビルの2階にあります。
松山劇場で上演中の座長さんに贈られたお花を横目に、
この階段を上ります。
1日2、3作品を上映していますが、上映する期間が短いので小まめにチェックしていないと見逃してしまうことも。
ちなみに、11月のスケジュールはこんな感じです。
上映する映画を決めているのは、シネマルナティック代表の橋本達也さん。
松山で20年に渡ってミニシアターを運営しています。
先日、愛媛新聞に橋本さんが大きく取り上げられていましたが、映画のデジタル化など取り巻く環境が変化し、本気で廃業を考えたこともあるのだそう。
しかし有志で守る会などが発足したり、多くの人の支えがあってこうして続けていられるのだとか。
カウンターに立つ橋本さん（写真奥）
以下は、愛媛新聞からの引用になります。
「最初から利益はあまり考えず、借金をしないで、続くところまでやってみるというスタンス。背負うものがなく、身一つだからできる強みもある。フォーラム松山時代、経営を立て直そうとギリギリまで無理をした。肝心の映画を見落としてしまうこともあり、何のために映画館をやっているのか分からなくなっていった。だから今は、映画と関わるのが嫌にならないよう、ゆるくやっている。（愛媛新聞11月3日より）」
文化で経営を成り立たせていくということは、本当に大変なこと。
だからこそ橋本さんの言葉が身に沁みます。
映画館がこうして存続しているのは、お客さんやこの場所を大切に想う人たちの存在はもちろんですが、橋本さんのような方がいてこそ。
本当にありがたいです。
ちなみに、シアターの座席には、それぞれ小さめの座布団が置いてあります。
これを腰の後ろに入れて映画を観ると、腰が痛くならないんです。（こう使っているのは私だけかもしれませんが。）
小さくてもあたたかいミニシアター、これからもちょくちょく観に行きたいと思います。
シネマルナティック
松山市湊町3-1-9 マツゲキビル2F
TEL 089-933-9240
URL http://movie.geocities.jp/cine_luna/
FB https://www.facebook.com/cinemalunatic
※水曜はレディースデーで女性1,100円、かなりお得！ 月曜はメンズデーで男性1,100円です。
