2015-11-06

標高700mの岩屋寺へ


四国八十八番札所、岩屋寺のこと。

岩屋寺は、愛媛の山間部、久万高原の標高700mのところにあるお寺です。
名前のとおり、巨岩に喰い込むようにしてお堂が建てられていて迫力満点。


入口から本堂までも結構歩きますが、ここには「せり割禅定」という行場があります。

行場に行く場合は、先ず社務所にその旨を伝えて専用の鍵をお借りします。
(鍵がないと、最後の扉を開けることができないので要注意)


何やら別世界に繋がっていそうな山門をくぐって、いざ行場へ…。
(ここから急に気温が下がり寒くなります。)


参道は目印があって分かりやすいのですが、山道で歩きにくいところもあるので登山靴で行くのがおススメです。

点在する三十六童子にそれぞれお札を祀り、お参りしながら進んでいきます。


そして歩き続けること数十分。
巨大な岩塊が真っ二つに割れた岩場が出現。


ここから先は、岩場や急勾配な「鎖場」がある危険な行場。
社務所で預かった鍵で扉を開け、慎重に進んでいきます。


巨岩の間は、人が一人やっと通れるくらいの隙間…。
両手で這うようにして(スパイダーマンのようになって)登っていきます。

その先に鎖場と階段、そして山頂には白山権現さんがありました。
(でも残念ながら、写真はありません。撮ってはいけない気がしたのと、撮る余裕がなかったのと…笑)

健脚な方は「せり割禅定」への挑戦、おすすめです!
酸素が濃い(気がする)久万高原の気持ちいい空気を吸いながら、ここでしか出来ない貴重な体験ができますよ。



●第45番札所 海岸山 岩屋寺
愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468