愛媛と言えば「みかん」ですが、そのなかでも八幡浜のみかんは甘くて美味しいと評判です。八幡浜は愛媛の南西部、松山からは車で2時間ほどのところにあります。
八幡浜に入ると、海を眺める山々に、みかんの木々がきれいに立ち並んでいます。
その光景はメルヘンチックで、まさに絵本の世界のよう!
5月頃には、みかんの花のあま~い匂いでいっぱいになるのだそうです。
今回初めて、みかん農家へお手伝いに行ってきました。
11月、12月は収穫の時期のため、みかん農家にとっては最繁期。
人手はいくらあっても、足りないくらいなのだそう。
仕事は朝早く、7:30から始まります。
この日は、果実に「サンテ袋」をかけるという作業。
この袋は鳥などから実を守るという効果があります。
まだ青々しい果実(写真は清見タンゴールという品種)に、布の袋を被せていきます。
サンテ袋をかけ終わった果実
もたつく私の隣で、熟練の農家さんが手際よく作業を進めていきます。
私よりも、一回りいや二回りも上の方が、気付いたらみかんの木のてっぺんに登ってたり、休憩に美味しいお茶をいれてくれたり、みかんの事を色々と教えてくれたり、人生の先輩たちから学ぶことは多いなぁと改めて感じました。
これはみかん農家の後継者や人手不足などを解消するために立ち上げられたプロジェクトで、農家に人手を集めるだけでなく、農作業の報酬として八幡浜で使えるクーポン券を発行したり、八幡浜の地域活性を目的に行っています。
八幡浜お手伝いプロジェクト
愛媛に来たら、一度は体験してみたかったみかん農家の作業。
実際に体験してみると、まさに体力勝負であることがよく分かりましたが、でもこうして手間をかけてひとつひとつ大切に育てられていることを知り、みかんの見方が一変しました。
道の駅からみかんの木が茂る山々を眺めて
太陽の光と農家のひと手間によって、より美味しくなる愛媛のみかん。
食後のみかんは「感謝」しながら、いただきたいと思います。
八幡浜お手伝いプロジェクト
http://www.yawatahama-otetsudai.com/