2015-01-08

紙垂ってナンだ?


白い半紙でつくられていて、よく神社の注連縄や玉串などに付いているコレ!
わりとよく見かけますが、何というか知っていますか?


この名前は「しで(紙垂)」といいます。
愛媛では「紙垂」といわれていますが、地域によっては「四手」と書くところもあるのだそう。
基本的には聖域を意味するものとして神事など祭事に用いられています。


これまで神社で見かけることはあっても、街中であまりみかけたりすることはなかったのですが、驚くことに愛媛(特に松山)ではこれを商店街や道路など街中でよく見かけます。


これは今年のお正月の様子。
新年を祝って、市内最大の商店街「大街道」や「銀天街」には、国旗と紙垂が数百メートルに渡ってずらーっと吊り下げられています。


ちなみに、秋祭りの時には、この紙垂が街中に吊り下げられていました。

商店街はもちろんのこと、地域の通り沿いにも、、、


市街地にある病院にも、、、



川沿いにも、、、

初めてこの光景を見たときは、日に日に街中に張り巡らされていく紙垂を眺め、一体何が始まるんだろう…と驚きました。

神輿が通る場所を示しているようでしたが、こんなに街中に結界が張り巡らされていたら、どこが神聖な領域か分からなくなってしまう気もします(笑)。

でも、節目や季節の行事をみんなで祝おうという心意気と風習は、本当に素敵です。