砥部焼・竹山窯
(ちくざんがま)の「大根シリーズ」。
以前、窯元を巡っていた時に見かけてからずっと気になっていたので、もう一度窯元に伺ってお話を聞いてきました。
濃淡のある呉須で、うつわいっぱいに描かれた大根たち。
のびのび、ふさふさ、ゆさゆさ…見ているだけで心があったかくなるデザイン。
素朴な風合いがとても素敵です。
竹山窯の創業は昭和32年。現在は、三代目 竹山さんがこれらを制作しており、このシリーズも三代目が考案したものだそう。
ひとつひとつ異なった表情で描かれた大根は、とっても身近でありながらどこか神聖なイメージがするから不思議です。
こちらの大皿(8寸)は、実より葉っぱがメインで描かれています。
野菜の葉ってこうして見ると美しいものなんだなぁ…と改めて思いながら、ふと裏返すと…
なんと裏側に大根が!!
粋な計らいに、ほろっとさせられます。
使ってみると和食だけでなく、ワンプレートやカレー皿など料理との相性も良く、毎日大活躍。
食べ進めていくと大根が見えてきて、これまたほろっとさせられるんです。^ ^
●竹山窯
愛媛県伊予郡砥部町五本松145