2016-02-08

桃の瓦


「桃」のかたちをした飾り瓦を発見しました!
かわいい~~。


場所は、西予市三瓶町の国造神社。
商店街からちょっと外れた住宅街の一角にある小さな神社です。

「みかめ」という地名は、その昔、三つの瓶と剣と鼓が海岸に打ち上げられたという伝説があるとか。(※詳細はこちら→西予市観光協会のページ


国造神社へは、この階段を上っていきます。
(階段下で準備運動をするおじいちゃん。でもこの後、猛ダッシュで駆け上がっていきます…!)


桃の瓦を探し始めたのは、何年前だったか…大好きな小山 織さんの著書「和の雑貨」(株式会社マガジンハウス)を読んでから。


そこには桃の瓦について、『発想がユニークな気がするが、西遊記を例にとれば、孫悟空の大好物であり、桃をめぐって戦争が起きるほどであるから、桃は霊力のある聖なる果物なのだろう。桃が建物のお守りになるのも不思議はない。』と記してありました。

そう、桃は魔除けや神聖な力があるとされていて、日本の古事記にも登場します。


桃によく似た「宝珠」の瓦は、愛媛でよく見かけます。


松山だと道後温泉の湯玉と呼ばれている鬼瓦が有名ですが、上の写真は今治にある延命寺(八十八か所54番札所)。

神社仏閣だけでなく、民家でもたびたび見ることができます。


でも、国造神社のものは、中央に割れ目があって葉っぱが付いている正真正銘の「桃」!


初めての出会いにワクワクが止まりませんでした。

この神社には、他にも見応えある瓦や狛犬いるので、また改めて詳しく紹介したいと思います。




国造神社
愛媛県西予市三瓶町朝立1番耕地71