明日(6/17)から、神戸にあるセレクトショップallesで「愛媛の手仕事」展を開催します。
これまで、いま、愛媛村からで紹介してきたお馴染み(?)の手仕事から、今回初お目見えのものまで、愛媛の優れた職人たちによる手仕事がずらりと並びます。
こちら(ブログ)では、今回初お目見えの手仕事を少しだけご紹介させていただきます。
まず、宇和島でつくられている伝統的な郷土玩具「鹿シリーズ」には、新たに2cmほどの小さな小さな「小鹿」が加わりました。
上の写真が以前もブログでご紹介した「鹿面(大)」で、下の写真が今回新たに登場した「小鹿」です。
親指ほどのかわいいサイズで、角があるのがオス、角がないのがメス。これらも数十年ぶりに製作された復刻版。製作は、よしを民芸店さんです。
砥部焼では、一海窯の「蓼の花シリーズ」に鉄絵が登場しました。
鉄釉と白磁のコントラストが美しい、女性の手にすっぽりとおさまる程好いサイズの湯呑みです。
また、一海窯では「淡黄磁(たんおうじ)」のうつわも手掛けているため、今回は淡黄磁の湯呑みや平皿もご紹介します。
ちなみに、淡黄磁というのは砥部の伝統的な製法のひとつで、仕上がりが黄色味を帯びた優しい色合いになるのが特徴です。
新茶が美味しい季節、淡黄磁でいただく緑茶はより一層おいしく感じられます。
砥部焼では、中村智子さんの「パステルシリーズ」も新たにご紹介させていただきます。
磁器ならではの凛とした強さと、釉薬の柔らかい風合いが、じめじめとした暑さを和らげてくれそうなパステルカラーのうつわたち。
下の写真は小鉢ですが、この他にもパンなどを盛り付けやすい楕円皿、デザートにピッタリな角皿、シンプルなコーヒーカップなど、普段使いしやすいうつわたちをご紹介します。
そして、佐竹幸郎さん(正藍染師)による藍染めのワンピース。(こちらは出来たてホヤホヤ!)
飽きがこないシンプルなかたちで素材は二重ガーゼなので、初夏から秋にかけてさらりと着ることができます。写真では分かりにくいかもしれませんが、両サイドに内ポケットも付いています。
山口工房による「木のカトラリー」もおすすめの逸品です。
ビワやさくらなど愛媛産の天然木を加工した木べらやバターナイフ、ティースプーン、フォークなどは、使いやすいシンプルなかたちで食卓も彩ってくれます。仕上げには、植物性の油(亜麻仁油)が塗ってあります。
そして、手漉き和紙。
宇田武夫製紙所によるシルクのような手触りの「手漉き便箋」や「名刺」、天神産紙工場によるレトロな風合いの「ひとこと箋」や封筒に加えて…、
新たに「水引メッセージカード」が完成しました!
これは、安藤結納店による水引細工と、天神産紙工場による手漉きメッセージカード(封筒付)がコレボレーションした新商品。愛媛の職人技がぎゅっと詰まったカードです。
日々の感謝やお祝いなどを伝えるメッセージカードとして、お使いいただけたら嬉しいです。
会場では、頭に鉢巻を締めて気合を入れ奥歯をかみしめながら、ここぞ(!)と踏ん張る「鉢巻だるま」が皆さまのお越しをお待ちしています。
神戸の皆さま、どうぞよろしくお願いします!
「愛媛の手仕事展」
6月17日(金)~6月26日(日)
12:00~19:00 火曜定休
〒650-0011 神戸市中央区下山手通4-1-17 マルナカビル207B
TEL/FAX 078-381-5975
会場 alles
http://kobe-alles.com/