2016-07-26

美味しいできごと


愛媛出身のフードクリエイターすえざわちはるさんから届いた天然酵母のパン。

玄米と酒粕から起こしてつないでいる天然酵母と山梨の湧水でつくられたパンは、優しくて、しなやかで、美味しくて、本当にビックリ。(あぁ、美味しいって幸せ!)




先日、彼女が愛媛に帰省した際、調味料の話になり、和食好きの私は「何をつくっても、同じような醤油ベースの味になってしまう…」という悩みを相談したところ、こんなレアな調味料を一緒に送ってきてくれました。

その名も、煎り酒!



これは江戸時代から伝わる日本の伝統的な調味料で、日本酒に梅干し、昆布、鰹節、椎茸などを入れて煮詰めたものだそう。

醤油を頻繁に使っていた私にとってはある意味衝撃的な調味料で、煎り酒が仲間入りしてからというもの、味付けの幅がぐ~んと広がったような気がしています。

比較的なにを食べても「美味しい~(^ ^)」と満足してしまう私ですが、これに限っては「旨み」の良さというか大切さが分かって一人納得。いや、大満足。




ナスの煮びたしをつくるとき醤油の代わりに使ったり、お酢、塩、ごま油、白ごまを混ぜてドレッシングにしたり、お刺身の醤油代わりにしたり、それはそれは万能で毎日助けられています。

愛媛にも売ってないかな~と思って調べてみたら、なんと愛媛南部の西予市でつくられていることが分かりました。(が、まだ入手できていません…。)



そもそも、すえざわさんに出会ったのは、昨年末、東京(荻窪)にあるセレクトショップ Art+stellas器物家で「いま、愛媛村から」展をさせていただいたのがきっかけでした。




彼女は中島にあるご実家の農園の柑橘(無農薬)をつかって「月のジャム」などもつくっており(これがまた美味しい!)、セレクトショップなどで販売したりイベントに出展されたりしています。

この時もオーナーの紹介で、レモンジャムやハチミツなどを展示・販売してくださり、みんなに美味しい幸せを届けていました。




ひとつの小さなご縁から広がっていく大きな感動。

こんな出会いを大切にしていきたいな~と思う今日この頃です。