11月14日は、いいいし…ということで、「石の日」だそう。
今回はそれにちなんで(?)、愛媛を代表する石の街をご紹介します。
愛媛には石が採掘される場所もたくさんありますが、今回紹介するのは「石垣のまち」。
場所は、愛南町外泊。
高知に隣接する愛媛最南端の港町です。
ここは、まち全体が石垣で覆われていて、どこを歩いても趣きのある石垣をたのしめます。
驚くべきは、その高さ!
(人の身長を遥かに超える高さです)
こんなに積み上げてしまったら、家の中に光が入らないんじゃないかと心配になりますが、この集落は海を眺める急斜面。光は気持ちよく注ぎます。(しかも石垣が太陽の熱を吸収するので、石に触ると暖かい~)
石垣がこんなに高いのは、直撃する台風や強い潮風、季節風などから家や人を守るためだとか。
厳しい自然を生き抜くための術だったのですね。
これらの石垣は、江戸時代(後期)からあるそうですが、これだけの量をどうやって積み上げたのだろう…?
石工はいただろうけど、やっぱり手作業だったのかしら…?など、立派な石垣を前に想像が膨らみます。
そして石垣も然ることながら、この街のおススメポイントは瓦がよく見れること。
斜面なので、一段下の家の瓦をなんと目の前で(!)みることができるんです。
見よ、この目線!
いつも下から眺めている鬼瓦を、同じ目線(高さ)で拝めるなんてーーー!!!
瓦好きにはたまりません。
直視できたお陰で、思わぬ発見も!
よーく見ると、瓦にまるい小さな紋様が入っています。
波しぶきか、水の泡か…。「○」の大きさも微妙に違って可愛らしい。
外泊までは、松山から車で(高速に乗っても)2時間半以上かかりますが、高知や愛南町方面へ行かれる場合はぜひ。静かな小さい集落ですが、ここにしかない光景に出会えます。
●石垣の里
http://www.town.ainan.ehime.jp/kanko/sightseeing/zekkei/ishigakinosato.html
(愛媛県愛南町公式ホームページ)