2015-08-14

郷土料理がオモシロイ


今回は、愛媛南部に伝わるユニークな郷土料理をご紹介します。


こちらは「丸ずし」。
すしと言っても、なかに入っているのは酢飯ではありません。なんと、おから!

食べてみると、酢でしめたお魚のさっぱりとした味とおからの甘い味付けが口の中で混ざりあって、ん?酸っぱい?甘い?でも酸っぱい?と最初はビックリしますが(笑)、素朴な味わいとおからのふわっとした食感がクセになる優しい郷土料理です。


宇和島の小料理屋さんで食べた丸ずし


おからを包む魚は、きびなごだったり、イワシやアジだったり、色々のよう。

丸くちょこんとお皿にのった姿が、可愛らしいです。


西予市の職人さんを訪ねた際、ご馳走になった丸ずし


そしてこちらは「ふくめん」。
ふくめんと聞くと、覆面レスラーを思い出してしまいますが(私だけかな・・・)、地域の方言で千切りのことを「ふくめ」と言うそう。

この料理は主にお祝いの時に食べるもので、千切りしたこんにゃくを色とりどりの素材で覆い隠すように盛り付けしているのが特徴です。

ちなみに下の写真は、宇和島の小料理屋さんで食べたふくめん。これは小さいサイズだったので、大きいサイズを頼むともっと迫力があるかもしれません。

宇和島の小料理屋さんで食べたふくめん(小)


海の幸、山の幸に恵まれた愛媛。

身内が愛媛にいないので郷土料理を知ることはなかなか難しいのですが、愛媛の歴史や特色を知るためにも、少しずつ覚えていけたらいいなと思います。





●郷土料理レシピ集(宇和島市)