12月28日、しめ飾り職人の上甲さんを講師に招いた「しめかざりづくり」ワークショップを開催しました。会場は松山の the 3rd floor。
年末にも関わらず子供を含めて37名の方々が参加してくれたので、会場は終始とってもにぎやかでした。
先ず、上甲さんにしめ飾りをつくっていただき、それをじっくり見ながら手順を学びます。
今回は、上甲さんの幼なじみで藁づくり仲間の岡本さん(写真右)も助っ人として来てくれたので、心強かったです。
実演後は、いよいよ藁を綯っていきます。
実際にやってみると、掌の使い方や両手の摺合せ方が意外と難しいことが分かります。
初めて藁を綯うという方が殆どだったので最初は苦闘しましたが、コツをつかむとスイスイと綯えることも。
藁は、上甲さんが水に浸して湿らせてくれていましたが、霧吹きで水をかけながらこよっていくのがポイントです。
輪飾りができたら、フサを付けていきます。(宝結びのところは事前に上甲さんがつくってきてくれました。)
年末なので子連れの方も多かったのですが、みんな(お母さんも子ども達も!)頑張ってくれていて、その光景にわたしも元気をもらいました。(*^_^*)
藁を綯うのに加えて「たが結び」という解けない結び方を修得してもらうのが、今回の目的のひとつ。上甲さんのしめ飾りには「たが結び」が随所に使われているのです。
たが結びを駆使しながら房を付け、宝結びの部位を取り付けたら、しめ飾りの完成です!
あっという間の2時間でしたが、全員見事に完成しました!
しかも、とっても上手~~!!
上甲さんも驚いていました。
最後は上甲さんの発案で「じゃんけん大会」をして(笑)、勝った方には鶴や亀などが贈られました。
大掃除やお正月準備に追われるこの時期ですが、しめかざりづくりもお正月を気持ちよく迎えるため大切な準備。楽しく有意義な時間を過ごしていただけたとしたら嬉しいです。
睡眠時間を削って準備してくれた上甲さんと岡本さん、運営をサポートしてくれた民芸店のかりんちゃん、会場を貸してくださった松波さん、そして参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
ワークショップの様子は、12月28日のテレビ愛媛「みんなのニュース」(18:14~)で放映されますので、よろしければご覧ください。